2011年06月03日
太ると不感症になるって本当?
昔から、俗に“太っている人は不感症”と言われていますが、これには何の根拠もないと考えている人もいれば、実際にそのとおりだとおっしゃる方もいて、意見は分かれるところです。
そもそも「不感症とは何か?」という定義から入らなければなりません。一般的にはセックスでイッた経験のない人、あるいはイキにくい人、くすぐったがらない人などのことを示すようですが、これらには個人差が非常にあるので、「肥満=不感症」とは一概に言えません。ですが、イメージ的に太っている女性のほうがやせている女性よりも不感症だという感じが確かにします。このことについて科学的に迫ってみたいと思います。
肥満には不感症のイメージがあるのはなぜだろうか?不感症の何が悪いのだろう?その前に、女性が不感症であることの何が不利なのか疑問に思う方も多いはず。不感症であるからといって生活に困ることはないのですから。ですが、セックスの悩みで「感じないこと」を挙げている女性が少なくないことから、不感症には何か不利になる要素があるに違いありません。
ここで人間という動物の特徴を考えてみましょう。人間はオスが子育てに参加し、多額の労力やお金をかけます。結婚とはいわば「あなたと生まれた子どもを一生養育する契約」です。この契約を彼氏と交わせばあなたはかなり安定した子育てライフを送ることができます。だからこそ結婚は女性にとってとても重要と言えます。
さて、これを極めて動物的な解釈で言うと、「セックスをさせてあげる代わりに、できた子どもに経済力や労力をきちんと注いでね」という契約となります。非常に極端な言い方をすると、セックスの代価として男性はその後の一生の賃金を注ぎ込むことがわかります。ならば、セックス自体が男性にとって、とても魅力的なものであれば、その代価は大きいものとなるはずです。
平たく言うと、セックスが魅力的なら男性にしっかり愛されるということです。だから女性にとってセックスは単なる粘膜のこすりあいであってはならないのです。男性を酔わせて、一生賃金を注ぎ込んでもいいと決心させるほどに素敵なものである必要があるわけです。だからこそ、不感症が問題となっているのです。男性が必死になって女性を喜ばせようとしているのに、女性が不感症で冷凍マグロのような状態であったら、陶酔するようなセックスになりにくいからです。
そのような理由があってかなくてか、女性は大なり小なり不感症のことを気にするようです。
■性感を司るホルモンDHEA
まず女性を発情させるホルモンの最高責任者としてエストロゲンが挙げられます。このホルモンは性欲をアップさせるホルモンでもあり、女性の胸を発達させ、お腹の脂肪沈着を抑えて、ボン、キュッ、ボンという体型を作ります。
ところがこのエストロゲンにも増して、性欲をアップさせ、性感をアップさせるホルモンが存在します。それが「DHEA」(ジヒドロエピアンドロゲン)と呼ばれるホルモンです。このホルモンは主に副腎というところで作られ、性衝動を作る媚薬として体内に存在しています。女性の排卵が終わって、エストロゲンが急降下する更年期にも性欲が存在しますが、それはこのDHEAのおかげだと考えられています。
DHEAは思春期に急上昇し、25歳でピークを迎え以降徐々に低下していきますが、思春期に積極的な性衝動が起こるのもこのホルモンが一役買っています。実はこのホルモンが性感と密接な関係があるのです。そして肥満との関係も……。DHEAが存在しなかったら性感が激減する
不幸にもガンなどの病気で卵巣を摘出されてしまったら、女性はエストロゲンの分泌が激減してしまいます。しかし、それでも性感や性欲は残ったままです。その理由はDHEAがあるからです。ところがさらに副腎も摘出された女性は、手術後性欲や性感がまったくゼロに近い状態になってしまうことがわかっています。したがって、DHEAは性欲や性感にとても重要なホルモンであることがわかります(DHEAは主に副腎で作られるから)。
さらにDHEAは汗や尿にフェロモンとして排泄されるのをご存知でしょうか? これはダイレクトに男性を発情させる効果があるようです。つまり、男性をひきつけるホルモンとも言えるわけです
そもそも「不感症とは何か?」という定義から入らなければなりません。一般的にはセックスでイッた経験のない人、あるいはイキにくい人、くすぐったがらない人などのことを示すようですが、これらには個人差が非常にあるので、「肥満=不感症」とは一概に言えません。ですが、イメージ的に太っている女性のほうがやせている女性よりも不感症だという感じが確かにします。このことについて科学的に迫ってみたいと思います。
肥満には不感症のイメージがあるのはなぜだろうか?不感症の何が悪いのだろう?その前に、女性が不感症であることの何が不利なのか疑問に思う方も多いはず。不感症であるからといって生活に困ることはないのですから。ですが、セックスの悩みで「感じないこと」を挙げている女性が少なくないことから、不感症には何か不利になる要素があるに違いありません。
ここで人間という動物の特徴を考えてみましょう。人間はオスが子育てに参加し、多額の労力やお金をかけます。結婚とはいわば「あなたと生まれた子どもを一生養育する契約」です。この契約を彼氏と交わせばあなたはかなり安定した子育てライフを送ることができます。だからこそ結婚は女性にとってとても重要と言えます。
さて、これを極めて動物的な解釈で言うと、「セックスをさせてあげる代わりに、できた子どもに経済力や労力をきちんと注いでね」という契約となります。非常に極端な言い方をすると、セックスの代価として男性はその後の一生の賃金を注ぎ込むことがわかります。ならば、セックス自体が男性にとって、とても魅力的なものであれば、その代価は大きいものとなるはずです。
平たく言うと、セックスが魅力的なら男性にしっかり愛されるということです。だから女性にとってセックスは単なる粘膜のこすりあいであってはならないのです。男性を酔わせて、一生賃金を注ぎ込んでもいいと決心させるほどに素敵なものである必要があるわけです。だからこそ、不感症が問題となっているのです。男性が必死になって女性を喜ばせようとしているのに、女性が不感症で冷凍マグロのような状態であったら、陶酔するようなセックスになりにくいからです。
そのような理由があってかなくてか、女性は大なり小なり不感症のことを気にするようです。
■性感を司るホルモンDHEA
まず女性を発情させるホルモンの最高責任者としてエストロゲンが挙げられます。このホルモンは性欲をアップさせるホルモンでもあり、女性の胸を発達させ、お腹の脂肪沈着を抑えて、ボン、キュッ、ボンという体型を作ります。
ところがこのエストロゲンにも増して、性欲をアップさせ、性感をアップさせるホルモンが存在します。それが「DHEA」(ジヒドロエピアンドロゲン)と呼ばれるホルモンです。このホルモンは主に副腎というところで作られ、性衝動を作る媚薬として体内に存在しています。女性の排卵が終わって、エストロゲンが急降下する更年期にも性欲が存在しますが、それはこのDHEAのおかげだと考えられています。
DHEAは思春期に急上昇し、25歳でピークを迎え以降徐々に低下していきますが、思春期に積極的な性衝動が起こるのもこのホルモンが一役買っています。実はこのホルモンが性感と密接な関係があるのです。そして肥満との関係も……。DHEAが存在しなかったら性感が激減する
不幸にもガンなどの病気で卵巣を摘出されてしまったら、女性はエストロゲンの分泌が激減してしまいます。しかし、それでも性感や性欲は残ったままです。その理由はDHEAがあるからです。ところがさらに副腎も摘出された女性は、手術後性欲や性感がまったくゼロに近い状態になってしまうことがわかっています。したがって、DHEAは性欲や性感にとても重要なホルモンであることがわかります(DHEAは主に副腎で作られるから)。
さらにDHEAは汗や尿にフェロモンとして排泄されるのをご存知でしょうか? これはダイレクトに男性を発情させる効果があるようです。つまり、男性をひきつけるホルモンとも言えるわけです
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