男性と女性の不感症の分類 不感症 http://www.100kenkou.com/categories/fukan

ヒトの二足歩行能力が発達したのは、男性の戦闘能力を向上させることにあった可能性が、新しい研究で示された。

　米ユタ大学（ソルトレークシティ）のグループによる今回の研究では、センサーを取り付けたサンドバッグを用いて、男性ボクサーおよび武術専門家による前、横、上、下の４方向へのパンチ力の強さを測定。起立した姿勢および手と膝をついた姿勢でのパンチをともに測定した。その結果、パンチは起立姿勢で打つ方が強く、また下から上へのパンチよりも上から下へのパンチの方が強いことがわかり、身長が高く直立した男性の方が戦闘に有利であることが示された。この知見は、ヒトの祖先が直立歩行を始めた理由や、女性が背の高い男性を好む理由を知るのに有用なものであると、研究著者らは述べている。

　「今回の研究結果は、ダイエットヒトの祖先が二足歩行をするようになったのは、男性が女性を取り合うときに互いを打ち負かして殺す能力を向上させるためであった、という仮説に一致している」と、研究著者である同大学生物学教授のDavid Carrier氏は述べている。同氏は「後肢で立つことにより、前肢の力で戦うことができるようになり、パンチの攻撃力が増した」と説明している。

　また、この知見は女性が背の高い男性に魅力を感じることへの「機能的説明（functional explanation）」となるものでもある。Carrier氏は「ヒトの進化の早い段階で、背の高い男性は敵に下方向への攻撃を加える能力の高さによって、女性を勝ち取る能力や、資源や子を守るための高い能力を得た可能性がある。そうだとすれば、背の高い男性を選んだ女性の方が生存適応度が高かったと考えられる」と述べている。今回の研究は、オンライン科学誌「PLoS One」に５月18日掲載された。